ぶっさんのコピーライター奮闘記

コピーライターで起業。現実は甘くはなかった・・。

本田宗一郎が生涯で1番ガッカリしたこととは?ホンダの創業者7

ブッサンです。

あなたは散々大きなことを言った後に
達成する壁の大きさ、相手の強さ、強大さに
圧倒されたことがありますか?


私はあります!
コピーライターになる!と
いう宣言したことがまさにそれですね。

 

ということで、
今回もホンダの創業者の話なのですが、
前回のブログで分かりにくかったことも
あるかもしれません。

 

ちょっと整理します。
1954年はマン島TTレース出場宣言を
したあとに、大変な状況に陥ってしまった。
ということでした。

大変な状況というのは

主力の4機種の製品が
全て不調で売上が上がらず、
会社が倒産の危機に見舞われる。
ということでした。


納入会社には代金の支払いを
一時的に分割にしてもらったり、
銀行に融資をお願いしたり、
して何とか倒産の危機を免れます。

主力のバイクの欠陥の
改善点を発見するも、
1954年末には労働組合との
団体交渉を行っているんですね。


まだまだ会社の経営は綱渡りの
状態なわけです。


大変な思いをして
1955年になるわけですね。


で、1954年に話を戻すと、
6月というピンチの真っ最中に、
本田さんはマン島TTレースを
視察していたのでした。

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会社の営業マンが集金に駆けずり回り、
5月には部品納入業者と交渉している
最中です。

6月には手形が落ちるか
落ちないかという時です。


社長が何考えてるんだ?
という考えが普通であれば
おこるかもしれませんが、


トップは危機的状況の時に
浮足だってはいけないんですね。
これは藤澤さんがそうさせた
らしいです。


で、その6月のマン島レースの視察の
時の話から今日はスタートします。


本田さんは生涯で技術者として
1番ガッカリしたことに
この1954年のマン島TTレースの視察と
あげています。

 

それほどの衝撃を本田さんに
与えたのがマン島のTTレースだったんですね。

マン島のTTレースでは
本田さんが考えたこともないような
夢のようなマシンで3倍近くの馬力だして
海外のマシンがレースを走っていたらしいです。

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本田さんは
日本で散々話を広げておいたので、
これはエライことを言ってしまった。
どうしようかなあと。思ったと後に述べています。


マン島TTレース宣言時に
本田さんが予想していたレベルの
遥か上で、海外メーカーのバイクは
マン島TTレースを走っていたのでした。

 

言ったことを後悔する・・。
本田さんもそういうことがあるんだ・・。
私は思ったわけですけど、
それと、宣言にはもの凄く大きな力が
あるんだな・・・。とも思いました。


翌日にもレースをみて
本田さんは思考を整理します。

 

本田さんは、
こちらの連中は歴史があってこれだけの
ものを作ったんだ。
こちらは歴史はないけど、
これを見たという現実は歴史と同じ効果があるな。


と思ったらしいです。
その後、イギリス、ドイツ、イタリアと回り、
モーターサイクルメーカー、
自動車メーカー、部品メーカー、
工作機械メーカーを視察し、


たくさんのレース用部品を購入して
帰国したとのことでした。

 

密かに心配していた資金繰りの大問題は
藤澤さんの笑顔を見た途端に
切り抜けたことが分かったとのことでした。


仲間を信頼して自分のやるべきことを
するというのは、なかなかできることでは
ありませんね。
心配で首を突っ込みたくなるのが人間ではないでしょうか?


それから、TTレース推進本部をつくって
河島さんにレーシングエンジンの開発を
命じたそうです。


河島さんは「本当にでるんですか?」
と聞くと

本田さんは

「何が何でもでる。もたもたしていると
どんどん置いていかれる。」
「明日咲かせる花は、今、
 種を蒔いておかなきゃいけないんだ。」

ということで、手探りのまま
レーシングエンジンの設計が始まったそうです。


当時と今は時代、環境、状況は違いますが、
ビジネスといったもの、
スポーツでもそうですが、
今も昔も変わらないな・・・。
と思うわけですね。


どういうことかというと、
相手は手の内を見せませんし、
自分たちや相手の実力というのも
正確には分かりません。


そんな不明確な状態で
意思決定を行って突き進んで
いかなければならないんですね。

 

そもそも

約束された再現性のある結果は

あってないようなものです。


今は1番変化が激しい世の中と
いわれていますが、


当時も先行き不透明な中で
自分たちを信じて進まなかれば
ならなかったわけですね。


マン島TTレースにでれるマシンを
作れるかどうか?
いや、そもそもその時にホンダと
いう会社が存在しているかどうか?

それすらわからなかったという
と思います。


今回のブログを書くにあたり、
色々なホンダに文章を見たんですけど、
今回が1番考えさせられたこと
かもしれません。


自分が本当に好きなこと、
やりたいこと、人生の目標が何なのか?
改めて考えます。


本日は以上です。
ブッサンでした。

ありがとうございました!

 

 

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