ぶっさんのコピーライター奮闘記

コピーライターで起業。現実は甘くはなかった・・。

へうげものを読む。

ブッサンです。


あなたは茶道を
やったこと、
体験したことはありますか?


私は残念ながら、ありません。
体験したいと思ってます。


で、今日は火曜日です。
ブッサンの最近読んだ
書籍を紹介する日ですね。


今日は山田芳裕著
「へうげもの」全25巻です。

先日やっと最終巻が読み終わりました。

いやー面白かったですね。。

 

f:id:copywar:20180130085106j:plain

 

また、マンガですか!
と思われるかもしれませんが、
その通りマンガです!

へうげものとは
ひょうげものと読みます。
ひょうきん者という意味です。


おもしろい人物、
ユーモアがある人物、
お調子者という意味ですね。

 

戦国時代の武将。
古田重然(しげなり、しげてる)
がその方が主人公です。

f:id:copywar:20180130085130j:plain


作者の山田さんは
御年50歳の方ですが、
立正大学在学中に
マンガデビューされてます。

キャリアは30年です。

ある程度の年齢を
重ねていないと
この作品は描けなかっ
たのではないか?

と思います。
それほど人間の感情の
奥底を作者は観察されている
と思うのです。

この作品のモデルに
なっている
戦国時代の古田重然(織部)
は実在する武将です。

古田重然は
織田信長の家臣で
主に使者(交渉人)
の仕事を行ってました。

戦の時の使者は
場合によっては
相手に処刑されることも
あるのですが、
非常に重要な役割を
担ってました。


織田信長の後、
豊臣秀吉、
徳川家康
徳川秀忠に使えました。

凄いですね。
この時の戦国時代の
裏も表も知り尽くしている
人物といってもいいのでは
ないでしょうか。

また、千利休の弟子で、
利休七哲の1人です。

また茶人として
千利休の実質的な
後継者として
様々な実績を残します。

茶道を継承し、
茶器の製作、
茶室などの建築
庭園の製作などで
「織部好み」という
大流行をまき起こしました。


戦国時代の
アーティスト
でもあるのです。

その彼の一生を描いた
長編漫画となっている
この作品は本当に
読み応えあり!


実際の彼の人となりは
私は分からないのですが、


作中の古田重然は


人を笑わす能力が
非常に高く、

数々の大きな交渉を行い、
織田信長、秀吉の天下統一に
貢献します。

そのひょうきんさは
時に主君の織田信長も
大笑いをさせました。

f:id:copywar:20180130085441j:plain

ひょうげ力、
ひょうげ殺法と
言われた独自の
面白さで戦国の世と
商いの世をダイナミックに
渡り歩いていきます。

 

そして、戦国時代の
オシャレを
追求している数寄者です。

数寄者とはすきしゃ、
すきものと読むのですが、
好き者という好色な
男性をもじった単語ですが、

風流を好む人、
茶道の道に打ち込む人と
いう解釈がされています。

茶道に打ち込む人というと
ちょっと風情がある控えめな
印象を受けますが、
彼は強欲で物欲のかたまりの
ような人物なんですね。

しかし、世渡り上手で
人間の性格、性というものを
よく知っている人物です。


ただ、真面目だけでは
交渉は成り立ちません。
古田重然は独自の面白さで
交渉を行っていきます。

しかし、戦国の乱世は
終焉に向かってました。
自分の武力、交渉力での
出世を諦めた古田は


数寄者としての出世を
目指すのでした。

そして、江戸時代初期には
織部好みという
ブランドを確立するのです。


なぜこの本を紹介するかというと、
・作中の古田織部の生き方が
 明るく痛快である。

・歴史の裏を考えるキッカケになる。
 既存の秀吉、徳川家康の
 イメージとは異なる
 ダークな面も描かれて
 いて、面白い。


・戦国時代の茶道の様子を
 うかがい知ることができる。

・今までの歴史の教科書などでは、
 スポットが当たらなかった人物が
 描かれていて、面白い。


・裏の歴史、人間模様を
 うかがい知ることで、
 強かに生きることができる。


と思っているからです。

私は歴史を勉強することは
大事なことだと思っています。
人間というのは
パターンがあります。

戦時下、統一後、
様々なパターンが
再現されています。


生死の瀬戸際で生きる
戦国大名がどのようにして
生き残っていくのか?

生々しい歴史も知らなければ、
乱世の時には生き残れない。
起業して会社が大きくなる時に
どんな困難が待ち受けているのか?

歴史で知ることが
できるんですね。


なので、今から過去の例を
学ぶことは非常に有意義なことと
思っております。

それと人間観察は営業、
コピーの世界で役に立ちます。
しかし、古代の歴史書を
解読し紐解き、解釈と推論を
加えることは困難です。

一つの研究でも、数十年
かかったりしますね。

本当の事実は今は
絶対に分かりませんよね。

でも作品を書く方は、
ある程度リサーチして推論が
あって作成していると思うんです。

なので、物語が多少の
フィクションでも十分に
学ぶことができると
私は思っています。


私も営業、人たらしのスキルを
更に磨いていかなくては・・。

と思わせてくれる作品です。

 

youtu.be

 

 

主人公は聴覚タイプです。

f:id:copywar:20180201095519j:plain

 

 

https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#12VD0m