ぶっさんのコピーライター奮闘記

コピーライターで起業。現実は甘くはなかった・・。

スーパーカブ開発秘話1 ホンダの挑戦者達12

あなたはスーパーカブに
乗ったことがありますか?

ブッサンはあります。

私は新聞配達をしていた事が
あるんですね。
その時に乗っていました。

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このスーパーカブと
いうバイクは世界で最も
売れているバイクです。

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2017年10月の時点で
一億台を生産したバイクです。

累計一億台が
どれほど凄いのかというと、


現在の金額で
なんと23兆2200億円の
価値をもたらしています。

イメージできないと
思いますが、

東京都庁の建設費が
1600億円ですから、
都庁を145棟も建てることができます。

すごいですね。

しかも、スーパーカブは
今なお中古車市場でも
高値で取引されているバイクです。

中古車市場に従事する方々にも
一役も二役も貢献しているバイク
なんですね。

海外でも

・耐久性がいい。
・燃費がいいということで
大人気のこのバイク。


そもそも市販車としての
50ccのバイクを開発したのは
おそらくホンダが最初です。


このロングヒットの
バイク果たして
どうやってできたのか?

先週の復習になります、、


1956年のドイツ出張の
飛行機の中から構想が
始まっています。

先週の復習になりますが、
前年に大きな経営危機を
迎えたホンダは経営基盤を
安定させるために

本田さんと藤沢さんは

ドイツのバイクメーカーの
視察の旅に向かいます。
視察の目的は
藤沢さんの場合、

・伝票制度
・給与体系をみることでしたが、

もう一つの強い目的が
ありました。


天才、本田宗一郎に
大衆向けの小型バイクを
つくってもらうことです。

そのバイクは50cc。
市販車としては当時、
どこのメーカーも
つくったことのない
低い排気量のバイクです。

日本では50ccのバイクの
ことを原動機付自転車と
いいますが、

この名称は本田さんが
最初につくったエンジン付き
自転車から派生した名称です。

バイクの動力は
ガソリンです。

ガソリンを燃やした
爆発力で動力を得ています。

排気量2000ccなんて言葉が
ありますが、このcc数字が
大きくなればガソリンを
多く燃やすことができるので、

大きなパワーを出すことが
できるのです。
しかし、燃費は悪くなります。

当時は125cc以下の市販のバイクは
ありませんでした。

理由は簡単で、
排気量を低くすれば、
馬力が落ちるので、
バイクのボディすら動かす
ことができません。


しかも、当時の日本は
舗装されてない道です。
凸凹の砂利道、土の道が
日本の道だったのです。

現在の舗装率は約85%
国道などは約99%が
舗装されています。
つまり、アスファルトか
コンクリートになっているのです。

当時の舗装率は10%くらい。

その道を軽快に走るには
4馬力以上のパワーが
必要でした。

最初につくった
原動機付き自転車
カブF型のエンジン出力は
1馬力。

小さいエンジンほど
大きな出力をだすのが
難しいのです。

小さな部品が必要になり
部品の精度も
必要になります。


そんな時代背景を
考えながら、これからの
話しを聞いて下さい。


販売を担当する藤沢さんは
小型バイクが売れると
いうことを分かっていました。

しかし、本田宗一郎さんは

前年のマン島TTレースの
出場宣言
をだして、
中型バイク、レースマシン

の開発の頭になってます。

 

 

世界のバイクの
速度を
超えるバイクをつくる!

世界一速いバイクをつくる!


技術者としては
当然の思考です。


藤沢さんもそのことを
分かっていました。
お互いにお互いの畑のことは
口をださない約束で

2人は事業をはじめました。

しかし、今後の本田技研の
ことを考えれば、
大衆向けのカブF型クラスの
バイクをつくらなければ、
会社の将来はないと思っていたようです。


当時のヨーロッパへは
飛行機で72時間、約3日かかりました。
その間、本田さんに何度もそのことを
話します。


先週はここまでの話しでした。
どうやって本田さんをその気にさせたのか?
というの今週の話でした。


その続きですが、また次にアップします。


以上ブッサンでした。
本日もありがとうございました。

 

 

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